分散開発管理のポイント

| 2. 拠点間の分担のポイント

1. 分散開発の難しさ

分散開発が難しい理由

開発するシステムがある程度の規模になると、複数の拠点で開発を行うといったケースも出てくるでしょう。異なる企業同士であるケースもあれば、同一企業の異なる部署だというケースもあります。また、地理的に離れた場所で開発するケースもあれば、企業や部署は異なるけど地理的には同じ場所で開発するというケースもあるでしょう。本サイトでは、これらをまとめて「分散開発」と呼ぶことにします(「多拠点開発」と呼ばれることもあります)。

分散開発には、単一拠点での開発とは異なる難しさがあります。異なる企業や部門の人に対しては遠慮が働いてコミュニケーションは希薄になりがちですし、地理的に離れていれば対面でのコミュニケーションの機会は少なくなります。企業や部署ごとに異なる開発の進め方を持っていることは普通ですし、それまでの経験が異なれば異なる開発のノウハウや考え方を持っているでしょう。また、いかに開発の成功という共通の目標に向かって仕事をしているといえども、企業や部署というものはそれぞれ組織ごとの目標や利害も持って行動していることが普通です。そういった状況の中で一つのシステムを作り上げることは、それ自体に難しさが存在します。

問題点説明
コミュニケーションの問題
  • 心理的な面で、いつも一緒に仕事をしている仲間ほどは濃密なコミュニケーションが取りにくい
  • 地理的に離れた場所での開発では対面での頻繁なコミュニケーションが難しい
組織文化や暗黙知の問題
  • 企業や部署によって開発の進め方が異なり、すれ違いが発生しやすい
  • 企業ごと、部署ごとにそれぞれの経験に基づく開発のノウハウや考え方を持っていて、それを共有することは容易ではない
組織間の利害の問題
  • それぞれの企業や部署は、開発の成功という目標は共有しつつも、同時に組織ごとの目標も持って行動しており、利害の不一致が発生することもある

表1. 分散開発が難しい理由

分散開発の難しさをゼロにすることはできませんが、それを軽減するために工夫を施すことは可能です。例えば、遠隔地同士のコミュニケーションを円滑にするために、テレビ会議やWeb会議のようなテクノロジーを使うといったことが考えられます。そういった一般的なことは他のサイトに譲ることとして、当サイトでは通信・ネットワークシステム開発のマネジメントという点にフォーカスして、分散開発を成功させるためのコツを紹介することにします。

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